護られなかった者たちへ 中山七里
「皆、自分の護るべきものを必死に護ろうとした。運命の転び方で、その結果が犯罪になったかどうかの違いだけだ。」
セーフティーネットが機能しなくなると犯罪が蔓延する、
一生懸命生きている人が安全を脅かされることなく生活するために
セーフティーネットは必要だと私は思っています。
日本でいうセーフティーネットの根幹は生活保護です。
この本は震災も絡んでは来ていますが、生活保護の制度についてわかりやすく説明されながら物語にも引き込まれます。
映画化もされています。
個人的には、映画のヒロイン清原果耶さん、とても素敵です。
次回は、犯罪加害者の家族に焦点をあてた小説を紹介します。